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- 2014.06.08 Sunday
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特許翻訳を始めた頃、1つの文章が1ページ全体で展開されているような長い英文と格闘しつつ、目で英文テキストを追いかけながら、「先ず日本語としてどのような構文にまとめあげるか」という課題と必死に取り組みました。そのうちに、どんな長文の英語でも一目でその論理構成を把握できるようになり、日本語としての全体的な構文とその下のレベルの構文と、さらにその下のレベルの構文がすぐ頭に浮かぶようになりました。難しい術語の意味の把握とか、細かな論理関係の把握は、こうした全体的な構文の確定の後に取り組めば良いのだと思います。
昨日のスクーリングで、通常のフォーマットで50ページほどの英文明細書をどれぐらいの期間で訳せるか訊ねてみたところ、遠慮もあったのでしょうがなかり長い時間を必要とするような感じでした。しかし、迅速さということは翻訳者に求められる最大の要件のひとつです。それに正確さ(論理的な正確さ、訳抜けとか数値などの記載に間違えがないことなど)が伴えば、鬼に金棒です。私自身も翻訳家稼業の後半で自分にもいろいろな弱点があることに気づき、チェッカーを雇用して、自分の弱点をカバーしてもらいました。